フクロネコをペット飼育してみたい!と販売価格や食べる餌について調べてみました。
今回は、フクロネコをペットとして飼育してみたい方へ向けて
- ペットされているかの現状
- 販売価格
- 餌などの生態
について調べてまとめたのでお伝えします。
フクロネコがかわいくてペットにしてみたい方は必見ですよ!
フクロネコはペット飼育できる?
フクロネコがかわいいけどペットとして飼育できるのかな?
フクロネコがペットとして飼育できるかを調べてみました。
日本ではペット飼育できない
フクロネコは日本ではペットとして飼育できません。
フクロネコは準絶滅危惧種に指定されています。
絶滅のおそれのある絶滅危惧種よりは危険度は低いが、生息条件の変化によっては、より危険度の高い絶滅危惧に移行する可能性のある種のこと。
準絶滅危惧種でも、輸入に関してワシントン条約で決まっており、フクロネコが生息しているオーストラリアから簡単に輸入することは難しいです。
フクロネコ科のオナガスミンソプシスとサバクスミンソプシスは、ワシントン条約の附属書Ⅰに分類。
経済産業省PDFより
絶滅のおそれのある野生動物の保護するために国際取引の約束事を決めた国際条約。
附属書Ⅰに分類された動物を輸入する場合には、輸出国・輸入国双方の許可書が必要になる。
フクロネコはオーストラリアの本土でも絶滅してしまい、今はオーストラリアのタスマニア地方にしか生息していない動物。
大事に守るべき動物であるということですね!
オーストラリアではペットとして飼育されている?
ですが、オーストラリアのタスマニア地方では、フクロネコはペットとして飼育されていることがあると聞いて調べてみました。
NHK「ダーウィンが来た!」で放送されたのは、野生で暮らしているフクロネコが民家に住み着いて人間と同居している様子でしたね。
ペットというのか、同居というのか…
また、オーストラリアでは、フクロネコのような希少動物をあえてペットにすることで、保護しようという意見もあります。
無所属上院議員David Leyonhjelm氏は固有の哺乳類の生息数を保つ取り組みの中で、クウォル(フクロネコのこと)を飼い猫と取りかえるべきだと主張した。
(中略)
固有の動物を飼育することを合法にすれば動物たちの生存を確かにするだろうと主張した。
オーストラリア日本野生動物保護教育財団HPより引用
ですが、下記のような理由で反対する意見もあります。
- 未知の野生動物由来感染症に人が罹ってしまう危険性がある
- 野生動物の生態系のバランスを崩してしまう
- 本来の生息地と離して個体数を増やしても意味がない
実際のところは、自然に同居してしまった例をのぞいて、オーストラリアでもフクロネコはペットとして販売されていないです。
フクロネコの赤ちゃんが激カワイイので、子育て法について調べてみました。詳しくはこちら↓
フクロネコの販売価格
フクロネコは販売されている?と思って価格を調べてみましたが、上記のとおり日本でどころか生息地であるオーストラリアでさえ、ペットとして販売されていないため、価格はつけられていません。
同じフクロネコ科の仲間タスマニアデビル
上記の動画は、ペットとしてではなく、タスマニアデビルがオーストラリアで保護された様子ですが、かわいいですよね。
野生動物で、準絶滅危惧種であるフクロネコは守るべき存在であるため、ペットとして販売されていないということですね。
じゃあフクロネコと触れ合うには…?動物園で会うしかないですね!見られる動物園についてはこちら↓
フクロネコの寿命は?
フクロネコの寿命は2~3年と言われています。
1年に1度オーストラリアの秋から冬である4月~7月に繁殖期があり、かなり激しい交尾が行われます。
1回の交尾で死んでしまう同じフクロネコ科のカルタの雄ほどではありませんが、フクロネコにとっても交尾のダメージは大きいと言われています。
小型有袋類のカルタ
人間の飼育下では5年を超えて生きるフクロネコもいる報告がありますが、多くのフクロネコの寿命は2年~3年です。
フクロネコの餌は?何食べる?
フクロネコは何の餌を食べるの?
フクロネコは肉食の有袋類です。
- 昆虫
- ネズミ
- ウサギ
- 中型の鳥
- トカゲ
など、自分より体の大きな動物を狩って、死んだ動物の肉も餌として食べます。
かわいい見た目とは違って、かなり攻撃的で雑食ですね。
さらに、以前は毒を持った大ヒキガエルをも食べていたため、個体数がかなり減っていましたが、最近では毒を持つ大ヒキガエルを食べないよう、人間の手によって訓練をし成功しているとのこと。
外来種の大ヒキガエルの毒にやられてしまうのは、何とも可哀想ですもんね。
フクロネコはペット飼育用に販売されてる?価格や寿命・餌まとめ
以上、フクロネコがペット飼育できるか販売価格はいくらなのか、寿命や食べる餌について調べてご紹介しました。
フクロネコはオーストラリアのタスマニア地方にだけ住む有袋類の動物で、ペットとしては日本でもオーストラリアでも飼育されていないことがわかりました。
ですが、「ダーウィンが来た!」のように自然下で人間とフクロネコが同居する例も見られましたね。
かなり攻撃的で雑食のフクロネコは、何でも餌として生き、短い寿命を必死に生きていることがわかりました。
いつかオーストラリアのタスマニアに行ったら、本物のフクロネコを見てみたいなと思います。