ローレルハバードの海外の反応は?LGBTはスポーツ無双で不公平という声を調査!

ローレル・ハバード選手海外の反応が気になり調べてみました。

東京オリンピック2020で、ニュージーランド女子重量挙げ代表に選ばれたローレル・ハバード選手。

男性から女性になった初のトランスジェンダーオリンピック選手として話題です。

  • 東京五輪出場についての海外の反応
  • 経歴プロフィールと戦績
  • LGBTはスポーツ無双で不公平なのか?

について調べまとめました。

ローレル・ハバード選手対する海外の反応や、トランスジェンダーとスポーツ・オリンピックとの関係に興味がある方は、読んでいってくださいね。

目次

ローレルハバードの海外の反応【東京五輪ウエイトリフティング】

ピヨ

ローレル・ハバード選手の海外での反応は?

賛成意見(主にニュージーランド)

東京五輪に出場するローレル・ハバード選手について、海外の反応の中でオリンピック出場を支持・賛成するものをご紹介いたします。

ニュージーランド政府やニュージーランド・オリンピック委員会は、ハバード選手の出場を支持している。

同オリンピック委員会トップのケレイン・スミス氏は
「ローレルは(中略)、トランスジェンダー選手に関するIOCコンセンサス・ステートメント(国際オリンピック委員会の声明)のガイドラインに基づく基準を含め、IWF(国際ウェイトリフティング連盟)の資格基準を満たしている」と述べた。

2021年6月21日のBBC NEWS JAPAN

ローレル・ハバード選手は、トランスジェンダー選手が女性として大会に参加できる基準(男性ホルモン値)を満たしているため、女子として競技に参加しました。

競技への参加は、ルールに基づいているため、ニュージーランドオリンピック委員会は、ローレル・ハバード選手の出場を支持をしています。

IOCのガイドラインとは

国際オリンピック委員会(IOC)が2015年に策定したガイドラインでは、テストステロン(男性ホルモン)が1年間、基準値を下回れば、女子競技に出られる。

時事通信

ニュージーランドのアーダーン首相は、ハバード選手の五輪出場に関し、チームも選手もルールに従っただけで、ルールに従った人が参加を拒否されるのはおかしいという考えを示した。

2021年6月26日のnewsphereの記事

この記事は、ローレル・ハバード選手はルールに従っており、オリンピック出場は正当であるという、母国ニュージーランド首相の見解です。

RiRI

ローレル・ハバード選手はルールに従っており、オリンピック出場は正当であるという反応ですね!

トランスジェンダー選手の競技参加にルールが定められていたなんて知りませんでした!

反対意見

一方で、ローレル・ハバード選手の東京オリンピック出場に対して肯定的ではない意見もありました。

ハバードの選択は「IOCからの欠陥のある方針」によって許可された。

(中略)

キャサリン・デベス氏はロイターテレビに、「男性には、生物学的性別に基づくパフォーマンス上の利点がある」と語った。

「彼らは、スピード、スタミナ、強さなど、すべての指標で私たちを上回っています。テストステロンを選ぶことは、赤いニシンです…私たちは、解剖学的構造、より速い骨格筋、より大きな臓器を忘れています。」

ロイター

英BBC放送によると、女子マラソン元世界記録保持者のポーラ・ラドクリフさんら約60人のスポーツ関係者がIOCにガイドラインに関して再考を求める書簡を提出

SPAIA

イギリスの女子マラソン元世界記録保持者のポーラ・ラドクリフさんらは、トランスジェンダー選手のオリンピック参加基準について見直しを求める書簡を提出しているという、現状に疑念をもっている反応もみられました。

国際オリンピック委員会のルールに従っていても、出場に関して肯定的ではない意見やルール自体の見直しの要求があがってくるとは、難しい問題ですよね。

RiRi

やっぱり賛否両論あるんですね!

 

ローレルハバードは昔男性だった!初のトランスジェンダー選手

ピヨ

ローレル・ハバード選手は昔男性だったんです!昔の画像はこちら

オリンピック史上初のトランスジェンダー選手ということで注目を集めています。

ローレルハバード選手の経歴プロフィール

ローレル・ハバード選手のプロフィールについて、画像を交えて紹介します。

スクロールできます
名前ローレル・ハバード( Laurel Hubbard)
国籍ニュージーランド
生年月日1978年2月9日(43歳)
種目重量挙げ
経歴1998年 ニュージーランドの男子のジュニア記録樹立
2013年 性別移行(男性→女性)
2017年 ウエイトリフティング世界選手権 女子90kg超級銀メダル獲得
2018年 競技中に腕を骨折
2021年 東京オリンピック大代表に選出され、オリンピックとして初のトランスジェンダー選手となる

性別移行の前後の両方で活躍していると知って、驚きでした。

ウエイトリフティング選手にとって骨折は致命的なのではないのでしょうか。怪我を克服して、競技続けている気持ちの強さに頭が下がります。

LGBTはスポーツ無双で不公平なのか?

ピヨ

LGBTはスポーツ無双で不公平なの?

不公平という意見もありますが、ローレル・ハバード選手のオリンピック参加をきっかけにトランスジェンダーの考え方について話し合うことによりスポーツ界が進化するという前向きな意見もありました。

ELLEGIRLの記事で、ローレル・ハバード選手と同じ階級の選手の意見が紹介されていました。

“バンベリンゲン選手は「まず最初に私はトランスジェンダーコミュニティを全面的に支持しています。今から言うことは、このアスリートのアイデンティティを拒絶しているわけではありません」と述べつつ、(中略)「重量挙げを高いレベルでトレーニングしたことのある人なら誰でも、この特殊な状況はスポーツとアスリートにとって不公平だとわかるはずです」”

ELLEGIRLの記事

当事者の選手からの公平性を欠いているのでは?という意見でした。

一方、LGBTの情報発信を行う団体プライドハウス東京の声明です。

“特に、トランスジェンダー女性のアスリートが、女性カテゴリーで競技をすることの公平性について、賛否両論の議論が湧き上がっています。(中略)事実に基づく正確な知識を持って、(中略)真の公平性についての対話を深めていくことが、これからのスポーツの発展においては重要です。そのため、専門家やアスリートなど関係者・当事者によるさらなる対話と取り組みが求められており、オリンピック・パラリンピックという存在自体がその機会を広げる契機となることを歓迎します。”

プライドハウス東京の声明

賛否の両方の意見を把握しつつ、公平性について議論が必要で東京オリンピックがそのきっかけになればという意見でした。

当事者、関係者が納得する答えが見つかればいいなと思いました。

ローレルハバードの海外の反応は?LGBTはスポーツ無双で不公平という声まとめ

以上、ローレル・ハバード選手がトランスジェンダーとして初めてのオリンピック代表選手に選ばれたこと対する海外の反応やスポーツ無双ではないか?という意見をプロフィールを交えて、ご紹介しました。

競技の出場に関してIOCのガイドラインの満たしているという反応がありました。

また、公平性に欠けるという意見がある一方で、ローレル・ハバード選手がオリンピックに参加することにより、新しい議論のきっかけとなるという前向きな考え方もありました。

多様化している世の中で、色々なことが丸く収まるルールがどんどん作られてほしいと改めて思いました。

色々な議論がありますが、頑張れローレル・ハバード選手!

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